2019年8月で当院での体外受精により、妊娠出産された赤ちゃんが2,000人目となりました

体外受精による妊娠成立だけでなく、その後の不育症や流産、遺伝相談や遺伝子検査、高齢妊娠やハイリスク分娩、出産後の育児指導等を患者さんと一緒に悩み、こつこつとスタッフ共々踏ん張ってきた結果、2,000人の赤ちゃんを世の中に送り出す事がで きました。体外受精以外の治療も含めると4,320人以上となり、達成感とともに不思議な感じを覚えます。

岐阜県初の顕微授精に成功して20年以上が経過しました。当初は培養液等の不完全さから妊娠成功率20%程度であったものが、凍結技術の革新後、現在では50%近くに上昇し、2017年度は98人の方が妊娠されました。

特に複数個受精卵を作り凍結保存し、1個ずつ戻す事で1回採卵当たりの妊娠成功率は80%となります。また、第二子を希望される場合、一人目の時に保存しておいた若い受精卵の使用が可能なので、老化による染色体異常の確率が少ない受精卵で妊娠できるメリットも享受できるようになりました。

 

診療内容

これまで、不妊不育症、産科、婦人科、内科、小児科と長らく皆様を診させて頂きましたが、この春、一部を変更し新たにスタートする事となりましたので、 ご報告させて頂きます。

幸いなことに、今日までの25年間皆様の寛大なお気持ちのおかげもあり、大きなトラブルもなく続けてくる事ができました。(訴訟問題を抱える産科も多くある中、仲間の医師たちからは当院は奇跡!と言われています)しかし、この頃の私の気力体力を考えると、今までのように完全に一人で全てを診ていくのは不可能と考えられ、 患者さまにご迷惑をお掛けする前に内容を見直そうという結論に至りました。

特に、注意力が必要なのは分娩で、より安全な分娩体制を作るには複数の医師で協力して対応した方がよいと考えました。幸いな事に、この趣旨にあいレディスクリニック にご賛同頂き、そちらへ大きく舵を切ろうという事になりました。

今後のポイントとしましては、切迫流早産管理・出産・帝王切開手術はあいレディスクリニックと共同であたり、当院では不妊不育症治療に最大限注力し、今まで通り婦人科・ 内科・小児科の診療を続け不妊カウンセリング・人工授精・体外受精・妊婦健診・育児クラス・助産師外来・母乳外来なども同じ様に行うというものです。

大きな変更であり、皆様には多大なご迷惑をお掛けする事となりますが、より安全な分娩体制の確立を目指す事は皆様にも大変メリットのあることと思いますので、宜しく ご容赦頂ければ幸いです。

以下は2013年3月25日からの当院診療内容です。

 

不妊症の検査治療

不妊検査

ホルモン分析・卵管検査ヒステロソノグラフィー・精子適合性検査  (抗精子抗体・抗精子凝集抗体)子宮ファイバースコープ・卵管鏡・  染色体検査・遺伝子相談・男性不妊検査治療

不妊治療

タイミング指導・卵子の成熟化・着床障害因子の除去(内膜ポリープ等)人工授精・体外受精・顕微授精

卵管形成

卵管鏡下卵管形成術(FTカテーテル手術)

 

不育症の検査治療

不育症検査

子宮の形態異常・未熟卵胞排卵・抗リン脂質抗体(カルジオリピン、PE)・NK活性・抗SSA抗SSB・抗12因子・プロテインS活性・プロテインC・抗精子抗体(2種類)・ストレス因子

不育症治療

抗核抗体OK432療法・ヘパリンアスピリン療法・漢方療法・プレドニゾロン療法

 

婦人科

子宮癌検診・卵巣癌検診・乳癌超音波検診・流産手術・人工妊娠中絶・子宮鏡検査・子宮鏡下手術・生理不順・生理痛・月経前緊張諸(PMS),パニック障害・更年期障害・老年期障害・子宮脱治療・頻尿・血尿・ブライダルチェック・避妊・緊急避妊

 

産科

妊婦健診は36週まで当院にて行います。36週以後の健診・分娩・帝王切開はあいレディスクリニックに管理をお願いします。

子宮頚管縫縮術・流産早産入院もあいレディスクリニックにお願いします。(あいレディスクリニック058-296-4141)

 

小児科及び育児指導

予防接種全種類行っています(要予約)・乳児健診・発熱などの病気もみています。

 

内科

実は当院は老齢化した街中の人々の内科でもあり、高血圧・高脂血・かぜ・インフルエンザの治療も行っています。