あけましておめでとうございます
本年も宜しくお願いします。

去年までに当院で不妊治療にて出世した赤ちゃんは7500人以上となりました。その中で体外受精や顕微授精による赤ちゃんは、2500人以上となっています。30年前に岐阜県で初めて顕微授精による赤ちゃんの出産に当院が成功してから、患者さん達の希望に沿うべくスタッフ一丸となってやって来た結果だと思います。特に最近は体外受精での妊娠率が70%近くとなり、昔成果が出ずに治療を断念されていった方に、今のレベルの治療を提供してあげたかったなと時々思い返しています。

ですが、現在も変わらなく60%の方は、体外受精でなく一般の不妊治療で妊娠されていきます。卵胞を成熟させ、精子の質を上げ、卵管の機能を回復させ、子宮内の内膜を整えてあげれれば60%の方は妊娠できます。体外受精でもそういったことをやった上で行わなければ妊娠率の上昇と流産率の低下は望めません。ただ体外受精をやれば良いわけではないのです。

さて本年当院は、念願であった、より近代的なプライバシーに配慮した患者さんの居心地の良いクリニックに新築移転する予定です。と同時に、不妊治療の更なるレベルアップだけでなく、皆様の人生に貢献できる医療を目指して、内科(糖尿病、甲状腺、訪問診療)との協業を開始しました。更に、皮膚科、小児科、乳癌検診、消化器内科なども計画中です。だったら病院ではないのかと言われますが、より簡単にアクセスできるクリニックの集合体にこそ意味があると思っています。

どこまで出来るかわかりませんが、息子や伊在井先生達と協力して意味のある医療を追求してみます。応援宜しくお願いします。

 

医学博士 高橋誠一郎

昭和56年3月 岐阜大学医学部卒業
昭和60年4月~昭和61年3月 岐阜大学医学部付属病院医員
昭和61年4月~昭和63年3月 県立下呂温泉病院産婦人科医長
昭和63年3月~平成元年6月 岐北総合病院産婦人科部長
平成元年7月~ 高橋産婦人科院長

 

 

 

 

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