ドクターズコラム 妊娠前にチェックしておきたい病気について
[2018.01.01]
[su_note]内科的な体の異常の基本的なチェック[/su_note]
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腎臓や心臓の病気では、ある基準を超えた異常になると妊娠出産が生命の危機につながります。そういった病気を持っている方は、学校検診等にて既にチェックされ、内科医の指導を受けている場合がほとんどで、妊娠出産に関しても注意を受けている事と思いますが、検診で発見されずその年齢まで来ている方も稀にいらっしゃいますので尿検査や心電図検査は最低限受けられると良いでしょう。
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また、甲状腺や膵臓、肝臓、下垂体といった内分泌系の異常は、不妊や流産、奇形児、早産につながるので、尿や簡単な血液検査を受けておくのも必要です。
[su_note]感染症[/su_note]
母体から胎児に妊娠中や出産時、授乳中など様々なタイミングで感染は起こります。その結果、胎児水腫、胎児奇形、胎児死亡や胎児が病気を受け継いでしまう悲劇が起こります。そう言った意味で問題となるのは以下の疾患があります。こういった疾患に留意し、妊娠中も専門医に管理してもらいましょう。
- B,C型肝炎
- ヘルペスウイルス
- サイトメガロウイルス
- AIDSウイルス
- 淋病
- リンゴ病(パルボB19)
- インフルエンザウイルス
- ムンプスウイルス
- ヒトT細胞白血病
- 風疹ウイルス
- トキソプラズマ
- 梅毒
- クラミジア
- コクサッキーウイルス
- 麻疹ウイルス
- B型溶連菌(GBS)