Q内膜症が原因の腰痛はなぜ起こるのでしょうか
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腰痛について質問します。
もし内膜症が原因の腰痛なら、どうして起こるのでしょうか?
高温期中から、腰痛や腹痛があるからといってあきらめなくてもいいですか?
ホルモンの影響であればそれはどうしてですか? -
整体で骨盤や背骨が曲がっている、というのは殆ど挨拶だと思ってください。
歪んでいない人はいないのですから。
整体では原因治療は出来ませんし、内膜症の完治は我々でも出来ません。
しかし、痛みのせいで筋肉が硬直し痛みを増幅している点に整体はとても有効なのです。
それにより骨盤の血流が良くなれば卵の質も向上する可能性があります。
さて内膜症ですが、生理がくるたびに悪化し生理通がひどくなるのが一般的ですが、排卵時に卵巣内に出血を起こして排卵時から痛む場合や、排卵後に黄体が癒着の中で発育して痛み始め、生理が来て黄体が縮小すると痛みが消える場合もあります。
多分後者のパターンにあてはまると思います。開放されるには
1)手術で癒着を剥離し、痛みを感じる神経を切断する、
2)色んな薬剤で排卵や生理を止める、
3)妊娠出産授乳で生理を止める、
等がありますが、私は可能ならば手術は最後にする方針です。
剥離や、卵巣内のチョコレート嚢腫などの手術やアルコール固定などで正常な部分が無くなり、排卵が無くなってしまっている患者さんが時々来られるからです。
従って妊娠可能な状態か早く検査して、妊娠を早く目指してください。
妊娠初期にも内膜症の方は腹痛が起こりますし、少し流産もしやすいですが気を付けていれば大丈夫です。
そのままでは体外受精も含めて治療しても妊娠が不可能であれば、残念ですが手術をお考え下さい。